冬の注意事項 [俵IVFクリニックの日常]

こんにちは。培養士です。

今日のスタッフ勉強会のテーマは「インフルエンザについて」、担当は看護師でした。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染して起こる病気で、
伝染性が非常に強く重症化しやすい危険な病気の1つです。

主な症状は

●38~40℃の急激な発熱
●全身に関節痛や筋肉痛などの症状があり、強い悪寒がある
●鼻水やのどの痛みは後から出ることが多い
●気管支炎、肺炎、脳炎等を併発することも

どれか1つでも当てはまったらインフルエンザを疑います。

インフルエンザは空気感染するので完全に予防することは難しいですが、
インフルエンザにかかった人の咳、くしゃみで飛ぶ唾からの飛沫感染は
注意して予防することができます。

まず、インフルエンザにかかってしまったら、
職場や学校などで感染を広げないために自宅療養をする必要があります。
発症後5日間は自宅から出ず症状が治まるのを待ちましょう。

自宅療養中に家族にもできるだけ移したくないですよね。
ちょっと寂しいですが家族とは別の部屋で過ごし、タオルなどの共用も控えましょう。
常にマスクを付け、ウイルスが充満した部屋の空気をこまめに入れ替えましょう。
1時間に3回程度の換気が良いそうです。
また、インフルエンザウイルスは乾燥した環境を好むため、
加湿器などで湿度を50~60%に保ちましょう。

では、家族がインフルエンザにかかってしまい、
看護しなければならない人が感染しないためにはどうすれば良いでしょうか。

インフルエンザウイルスとの接触を避けることが大切です。
鼻をかんだ後のティッシュや、唾のついたマスクなどを触らない。
触った後は必ず石鹸で手を洗いましょう。
可能な限り1人だけが看護をし、重症化する可能性の高い
お年寄り、乳幼児などは近づけないようにしましょう。
気の毒に思えますが、感染者を増やさないためにも本人と家族の理解が必要です。

インフルエンザは大変辛い病気です(幸いにも私はかかったことがありませんが)。
かからないことが一番ですが、かかってしまったら適切な対応をし感染を広げない努力をしましょう。

万が一、クリニックで受診予約をしている日に「インフルエンザかも!?」という
症状がある場合は、受診前にお電話でご連絡くださいね。

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